「希望に至る苦難」ローマの信徒への手紙 5章1〜5節

2017625日 弾圧記念礼拝 岡田順一牧師

 

「苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。」(ローマの信徒への手紙5:34

 

①キリストによる平和。

「主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、」(1

世界の平和の実現のためには神との平和が必要です。「神から離れ、悪い行いによって心の中で神に敵対していました」(コロサイ1:21)神から離れ、神に敵対する心から悪い行いが生じます。神との平和が隣人との平和をもたらします。

 

②信仰による希望。

「キリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ」(2

「導き入れられ」とは高貴な人の前に卑しい者が紹介される言葉です。キリストによって私たちは救われ、今あるを得させていただきました。キリストにこそ希望があります。

 

③希望に至る苦難。

「苦難をも誇りとします」(3

 

その理由は「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」からです。神は私たちへの愛のゆえに苦難の向こう側に必ず希望を用意してくださっています。神の愛のゆえに苦難も恵みと変えられるのです。