「命をもたらす聖霊」使徒言行録 2章1〜4節

201764日 ペンテコステ礼拝 岡田順一牧師

 

「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。」(使徒言行録2:2

 

 

①真の教会を生み出した聖霊。

聖霊降臨前の弟子たちはバラバラの状態でした。しかし主イエスによる聖霊降臨の約束(1:4)を聞いた後には「心を合わせて熱心に」祈り(1:14)、「一同が一つになって集まっていると」(1)、聖霊が注がれました。聖霊降臨後に誕生した初代教会は「信者たちは皆一つになって」(44)「毎日ひたすら心を一つにして」(46)歩む教会でした。聖霊がそこに集う人々の自我を砕き、愛によって一つにし、真の教会を生み出しました。

 

②命をもたらす聖霊。

「激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ…一同は聖霊に満たされ」(2,4)ました。聖霊は風に象徴され、風の同義語は「息」と訳されています。最初の人間アダムは神によって鼻に命の息を吹き入れられて生きる者となりました(創世記2:7)。復活された主は弟子たちに息を吹きかけて「聖霊を受けなさい」と言われました(ヨハネ20:22)。神の息である聖霊が尊ばれ、満たされてこそ生き生きとした教会となることが出来ます。