「救い主である王」マルコによる福音書11章1〜10節

201742日 復活前第二主日礼拝 岡田順一牧師

 

「前を行く者も後に従う者も叫んだ。『ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。』」(マルコによる福音書11:9

 

①真の王としての入城。

主イエスは子ろばに乗ってエルサレムに入城されました(7)。ろばは卑しい乗り物ではなく王族の乗り物であり、特に平和の使者として向かう時に用いられました。主イエスは真の平和をもたらす王としてエルサレムに入城されたのです。レントの中、私たちは十字架にかかられた主イエスを平和をもたらす真の王、私たちの王として心の王座にお迎えしましょう。

 

②裁き主である王としての入城。

主はいちじくの木を呪って枯らせました(21)。いちじくはイスラエルの象徴です。やがて主に対して「十字架につけよ」と呪いの言葉をかけて罪を犯す人々に警告されたのです。裁くことが主の御心ではありません。主は人々に「神を信じなさい」(22)と信仰を求め、「祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい」(24)と祈りを求め、「恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい」(25)と悔い改めと赦しを求めました。私たちも信仰と祈りと悔い改めを主にささげましょう。