「キリストの憐れみ」ルカによる福音書 7章11〜17節

2018729日 礼拝 岡田順一牧師

 

「主はこの母親を見て、憐れに思い、『もう泣かなくともよい』と言われた。」(ルカによる福音書7:13

 

①悲しむ者に目をとめる主。

「ちょうど、ある母親の一人息子が死んで、棺が担ぎ出されるところだった」(12)やもめの母親が一人息子を葬ろうとする悲しみの時「ちょうど」時を計ったかのように主はそこに来られました。私たちも誰にも分かってもらえない悲しみを通る時、主はそこにいてくださることを信じましょう。

 

②涙を取り去る主。

「主は…憐れに思い、『もう泣かなくともよい』と言われた」主の語られた譬えの中で善いサマリア人は追いはぎに襲われた人を「憐れに思い」(10:33)助けました。放蕩息子が帰ってきた時、父親は「憐れに思い」(15:20)彼を受け入れました。主の憐れみは思うだけで終らず涙を取り去ってくださいます。

 

の憐れみを伝える使命。

「主はこの母親を見て」主は自ら進んで悲しむ母親に向かわれました。悲しむ者を憐れむことは主の御意志です。私たちの身近に悲しむ人がいるなら主を紹介すべきです。主は必ずその人に憐れみを注いでくださるに違いありません。