「信仰は試されて」ペトロの手紙 一 1章3〜9節

2018624日 弾圧記念礼拝 岡田文美佳副牧師

 

「あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです。」( ペトロの手紙 一 1:7 

 

①弾圧の証人。

1942年(昭和17年)626日早朝、全国のホーリネス系諸教会牧師に対する宗教弾圧(一斉検挙)がなされた。

「自分の過去がいかなるものかを知らない国民は、現在においても容易につまずく可能性がある。」とはボンフェッファーの言葉です。後の時代に生きる私たちが、弾圧の出来事、その信仰を受け止め続け、学び続けることの意義を覚えます。

 

②試練によって精錬される信仰。

神に愛され救われている私たちにも試練、苦しみはあります。クリスチャンになったがゆえにおそってくる試練もあります。試練は決して好ましいものではありませんが、試練を通して信仰の成長、品格の整えがなされるのです。そして、辛い、苦しい出来事の中に、神様は共にいてくださり、生き生きとした信仰による希望を与え(ペトロの手紙 一 1:3)、決して消えない天につながる恵みを受け継ぐ者としてくださいます。