「キリストによる変革」ルカによる福音書 6章20〜36節

2018617日 礼拝 岡田順一牧師

 

「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。」(ルカによる福音書6:31

 

①幸福観の変革。

イエス様は貧しい人、飢えている人、泣いている人、憎まれている人こそ幸いであると言われ(2022)、富んでいる人、満腹している人、笑っている人、ほめられている人は不幸だと言われました(2426)。この逆説の意味は前者の幸いな人々とは神を必要として神に求め神に出会った人々であり、後者の不幸な人々とは自分を第一にして神を必要としない人々だからです。

 

②価値観の変革。

「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」とイエス様はキリスト者の生き方を教えました。それは特に愛において「敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい」(27)と言われました。それは救われる前の私たちには不可能でした。救われて神の子としていただいた私たちに主は「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい」(36)と言われました。父なる神の愛が注がれているがゆえに神の子である私たちの内側に愛の変革が起こされるのです。