「祈りに答える神」ルカによる福音書 1章1〜25節

201817日 新年礼拝 岡田順一牧師

 

「天使は言った。『恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。』」(ルカによる福音書1:13

 

 

ルカによる福音書について。

(著者)ルカは使徒言行録も記し、この二つの書物は「ルカ文書」と言われます。パウロを助け、医師として教養ある人でした。

(目的)執筆目的は「わたしたちの間で実現した事柄」(12)である預言どおりの救い主の誕生、全人類の救いがイエス・キリストの御生涯を通して成就されたことを伝えることです。

(あて先)「敬愛するテオフィロさま」(3)と使徒言行録と共にあて先はテオフィロです。これは「セオス」と「フィレオー」の合成語で「神を愛する者」「神に愛されている者」の意味です。この書物はすべての人に向けて記されました。

 

②祈りに答える神。

ザカリアとエリサベト夫婦に「あなたの願いは聞き入れられた」と天使によって神による祈りの答えが伝えられました。祈りこそ人間に与えられた恵みの手段であり、祈り、御言葉に信仰が加わる時、祈りは必ず神に届いているのです。