「平和の道に導く救い主」ルカによる福音書 1章57〜80節

20171217日 アドベント第三主日礼拝 岡田順一牧師

 

「主の民に罪の赦しによる救いを  知らせるからである。…暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの歩みを平和の道に導く。」(ルカによる福音書1:77,79

 

①神の言葉を信じる人の幸い。

マリアは「お言葉どおり、この身に成りますように」(38)と神の言葉を信じて救い主誕生の幸いを得、エリサベトは「主がおっしゃったことは必ず実現する」(45)と神の言葉を信じてバプテスマのヨハネを産む幸いを得ました。その夫ザカリアは「この子の名はヨハネ」(63)と神の言葉に従って名付けた時、閉ざされていた口に賛美が溢れました(64)。

 

②神をほめたたえる理由。

ザカリアの賛美の第一の内容は歴史を貫く神の真実への賛美です。アブラハムへの約束(73)、出エジブトにおける救いの前例(68)、ダビデへの約束(69)と神は歴史を貫いて救い主誕生の約束を実現し神の真実を証明されました。賛美の第二の内容は救い主に対しての賛美です。救い主は信じるすべての人に対して「罪の赦しによる救い」を与え、その生涯を溢れる程の喜びと平安に満ちた平和の道に導いてくださいます。