「災いを恐れない歩み」詩編 23篇1〜6節

20171015日 礼拝 岡田順一牧師

 

「死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。」(詩編23:4

 

①死の陰の谷を歩む勇気。

死の陰の谷は暗黒です。多くの人は暗闇の中では座り込んでしまいます。しかし詩人は「死の陰の谷を行く」-歩む-と言いました。信仰者の模範であるエノクは神と共に歩みました(創世記5:24)。信仰の父アブラハムに対して主は「わたしに従って歩む」ことを勧めました(創世記17:1)。信仰生涯は神を信頼して勇気を持って歩み続けることです。

 

②死の陰の谷を歩む喜び。

詩人は「死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない」と言いました。その理由は「あなたがわたしと共にいてくださる」からです。詩人は主を「あなた」と親しく呼びました。今日の私たちにとって主イエスこそインマヌエルとして私たちと共にいてくださいます。その主は十字架において私たちの身代わりとなって死の陰の谷を歩んでくださいました。この主の犠牲のゆえに私たちは恐れることなく確信を持って、むしろ共におられる主を喜びつつ死の陰の谷を歩むことができます。