「夢を見る老人」使徒言行録 2章14〜21節

2017910日 長寿の恵み感謝礼拝 岡田順一牧師

 

「わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。」(使徒言行録2:17

 

 

聖霊が注がれる時、老人は夢を見るとはいかなる意味でしょうか。

 

①物質的世界の彼方を見つめる老人。

「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えないのです」(コリント12:3)

聖霊は私たちの目を物質に捕われていた自分から神に向けさせます。年を重ねて物質によって保証を得ることを第一にしていた私たちを、聖霊は神による保証こそ確かであることに目を開かせます。

 

②神に喜ばれる自分を目指す老人。

聖霊は霊の結ぶ実を求める思いを与えます(ガラテヤ5:2223)。敵をも愛する愛。喜びの動機を神とする絶えない喜び。神に見守られている心の平和。神の忍耐に学ぶ他者への寛容。神の愛に根ざした親切。神に強められた善意。神への忠実さから生み出された誠実。神に対して従順な人の柔和な心。神に助けられて自制出来る人の節制。このような神に喜ばれる人となる成長を生涯求めることを神は願っておられます。