「神の祝福の拡大」創世記49章22~33節

2017813日 礼拝 岡田順一牧師

 

「ヤコブの勇者の御手により それによって、イスラエルの石となり牧者となった。」(創世記49:24

 

①神の祝福の伝達者となる祝福。

「お前たちの父イスラエルに耳を傾けよ」(2)

ヤコブは臨終に際して、神から与えられた名であるイスラエルとして遺言を残しました。それは自分の何かではなく、神から与えられた祝福を伝達することこそが祝福であるからです。

 

②祝福を得る秘訣。

ヤコブはヨセフを通して祝福を得る秘訣を残しました。

「泉のほとりの実を結ぶ」(22)

第一に泉である神から離れず信頼し続けました。

「枝は石垣を越えて伸びる」(22)

第二に自分だけでなく祝福の拡大を願いました。

「彼の弓はたるむことなく」(24)

第三に信仰の弓から祈りの矢を放ち続けたことです。

 

 

③キリストを証しする祝福。

ヤコブは神の祝福がヨセフに注がれることを通してヨセフが「イスラエルの石」「牧者」(24)「頭」(26)となったと告げました。これらはキリストを表す言葉です。さらにユダに対して「あなたを伏し拝む」と告げました(49:8)。ユダの子孫からダビデが生じ、そしてキリストに至るからです(マタイ1)。